綺麗な青い魚を食いちぎってばらばらにしてやりたい、黒猫の代弁。(愛しているから、だから)

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2008.07.24 紅く、染まって
美しい少女と少年が

紅い薔薇が咲いた庭園のベンチに並んで座っていました

”私は貴方に愛をあげた。貴方は一体何を還してくださるの?”

少女が少年に問いました

少年はしばらく黙ってから、少女に跪きました

”私は貴女に私の血の最後の一滴まで捧げましょう

私に還せるものはそれしかありません”

少女は優雅に微笑みました

紅い花弁がひらりひらり

少年のまわりに散らばりました





それは、まるで――――
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2008.07.23 悲劇と喜劇
此処は彼と彼女が消えた街

私たち、まるで悲劇の主人公みたいね

そう云って彼女が笑ったから

そうだね、でも喜劇が一瞬にして悲劇になるのなら

悲劇だって、いつかはきっと喜劇になるのさ

だから彼は彼女のくちびるに

くちずけを落としたんだ


此処は彼と彼女が消えた街

悲劇と喜劇は紙一重





頭を猛暑にやられました。

2008.07.22 怯えた狐
怯えた狐が大通りを駆け抜けていった

あら、見てあの狐

しっぽをまいちゃって

まぁなんて汚らわしい

くすくす

くすくす

勝手に言っているがいい

おまえらだってあいつには勝てまい

おまえらだって・・・・・・

きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

どこからか聞こえる女の悲鳴

男の罵声

血の匂い

逃げろ!!あいつには勝てない!!

大通りは一気に騒然とした

在る者は戦おうとし、

在る者は逃げ惑った

けれど勝てるはずもない相手に

最初に戦いをいどんだ狐を

だれも称えようとはしなかった





”あいつ”とは誰なんでしょう。
否、何なのでしょう。
答えは狐しか、知りませんでした。

2008.07.12 かえるはもう、帰れない
お母さん、見て
かえるが死んでいるわ

あら、本当
かわいそうね

ねぇお母さん
わたしが生まれたときね、
誰が喜んだの?

えーと、そうね
お母さんとお父さんでしょ、それからおじいさんとおばあさんと、あと・・・・

じゃああのかえるが生まれて来た時は、
一体誰が喜んだの?

お母さんじゃないの?

違うよ、だってかえるはたまごを生んだらどこかに行ってしまうんだもの

まぁ、どこで知ったの?

本で読んだの

あらそう

ね、質問に答えてよ

そうね・・・・・自然が喜んだんじゃないかしら

しぜん?

そうよ、だってほら聞いて、自然が泣いているわ

泣いている・・・・・

泣いてくれる自然が居て、かえるさんはよかったわね

うん!



おぉおおおおぉぉおおおおぉおおおおおぉぉぉぉぉ・・・・

風がそっと、死んだかえるを包み込みました

2008.07.10 王を殺したのは誰?
王が死んだ

誰が殺した

あなたでしょう

いや、おれのわけがない

君だろう

いやだ、どうして私が

彼女に決まってるわ

彼が殺したんだ

あの女が

あの男が

王は自殺したんじゃないか

いいや、まさか

殺されたのを見た

誰が?

いつ?

さあ わからない

もう、いいだろう そんなこと。

そうね

もうどうでも良くなっちゃった

帰ろうか

うちによっていかない?

酒でも飲むか

王が死んだ

殺された

誰に?

あははははっはっははははは


2008.07.10 苛立ち
哀しくて

哀しくて

太陽がまぶしくて

笑い声が居た堪れなくて

ぼくが居なくなればいいのに

ぼくが消えればいいのに

それなのに君は

どうして話しかけるの

どうして笑いかけるの

どうしてそんなにも 

ぼくを迷わせるの

2008.07.05 期待
おや、まだ死んでない

死んでくるっていったのに

”やだ、冗談だよぉ”

ふーん、それは残念

期待してたのに


鼠

Author:鼠
いらせられませ、こんばんは。
花の女子高校生になりました!鼠です。
特技?・・・・・・もうそ・・・・いえいえ創作活動です。頭の中で。
そんな感じの残念な人間が生息しているブログです。←
お気に召されれば光栄です。










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